電気電子工学科には、ちょっと変わった研究室もあります
電気電子工学科における学び、研究活動のイメージは、皆さんにとってどんなものでしょうか?はんだごてや、オシロスコープと共に、実験室にこもっている、そんな風景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
私たち生体情報計測研究室の活動は、もちろんそのような時間もありますが、皆さんの活動のイメージとはかなり違うのではないかと思います。年末にはまだ早いかもしれませんが、ここしばらくの研究室の活動を、メンバーみんなで、振り返ってみました。
- 研究室で、新しい生体計測システムを開発(ハード・ソフト)、お風呂に入りながら、トイレに座りながら、ベッドで横になりながら、筋トレしながら、評価実験(いわゆる研究室での活動、研究室にお風呂があります)
- 毎日ゼミで、自身の研究成果や、今後行きたい海外の国(イタリア、トルコ、イギリス・・・)を発表
- 県内外の共同研究企業、大学とのオンライン、対面での打合せ、実験
- 研究室に、県内外から色々な人が見学に来て、なんだか落ち着かない
- 介護施設で、おじいちゃん、おばあちゃんを見守るための、新しいセンサを導入
- 福岡の女子プロラグビーチーム、ナナイロプリズム福岡と、先進生体計測システムを用いた新たな選手コンディショニング支援に関する研究を開始、実験で久留米へ
- サーマルクライムスタジオ富士で、サウナに入りながら、血管関連指標の計測
- 札幌で、ウェアにセンサを忍ばせて、ハーフマラソンを無事完走
- 磐田で、ウェアにセンサを忍ばせて、ハーフマラソンを完走(予定)
- 日本生体医工学会における発表のため、鹿児島へ、次は福井へ(予定)
- 日本温泉気候物理医学会における発表のため和歌山へ、次は横浜へ(予定)
- IEEE EMBCにおける発表のため、シドニーへ、次はコペンハーゲンへ(予定)
- さつまいもをイメージした!?服に着替えて、オープンキャンパスに参加、エレワークとしてIoTミニ四駆を製作、ついでに入浴
- 吉原工業高校の学生さんや教員の方々と一緒に、自身の生体情報と同期して動いてくれる、ミニ四駆の研究開発に挑戦、高校の文化祭にも参加、高校教員と、大学教員・学生が一体となってエンジニアを育てる、これまでにない高大連携に挑戦
- 講義、研究に忙しすぎて、レトルトカレーをストローで吸う1年生(さきがけ研究室参加)が登場
- 大学のすぐ近くにある、温泉デイトレーニングセンター和の湯の方々と交流、共同研究を行っていきつつ、上記の1年生はそちらのレストランで、バイトもさせていただくという、公私混同に出る
- そうしている合間に、割と早く、全員就職が決定、大学院にも奨学生として合格していた(あまりに特徴的な活動で、企業の方も話を聞いて驚く、印象に残る、ひっそりと、しれっと優良企業に多く就職)
- 卒業生がたまに研究室に来ると、学生時代よりも、今の会社生活の方がよほど早く帰宅してしまうので、どう過ごして良いか分からなくなるので、たまに手伝いに来ます、と言う。卒業する頃には、タフで、フットワークの軽い学生に育っている・・・
おそらく思い出せないことも含めると、これの倍どころではない、活動があったかもしれません。そして上記の活動ではどれも、研究室の学生らが主体的に、協力し合いながら、MacBookや開発した機器を持って、リュック一つで、徒歩で、自転車で、車で、新幹線で、飛行機で、動き回っています(毎回、活動許可の押印をしてくれる学科長には申し訳なく・・・)。
いつでもどこでも、課題や興味のあるところが大学、キャンパスです、縛られる必要は何もないです。将来的には研究室自体ももはや、トレーラー型に、ノマド研究室・研究者を目指しています。今日は浜名湖で、明日は富士山で、明後日はイオンモール!?で、来週は福岡で、日々集合する場所が変わるような、そんな活動に向け準備中です(トレーラーの購入は厳しい・・・、軽バンくらいなら・・・ワンチャン)
思えば教員自身も、20年以上前になってしまいますが・・・
- みんなと一緒は絶対に嫌だ、みんなが行く会社・工場にだけは行きたくない(当時好きだったカップラーメン、パン、楽器、お皿、医療機器など、みんながパッと思うところの、機械・電気らしいもの、以外を作ってみようとは、思っていました、すいません・・・)
- 他の学生らとは全然違った学生生活を過ごしたい(地元、石川県金沢市の大学にある、人間・機械工学科という謎の学科に入学)、みんなが思う機械工学や電気電子工学とはズレまくった学び・研究をしたい、それでも、医療・福祉といった、人の健康や生活にダイレクトに届く、関わる仕事をしたいとは、高校時代から薄々感じていた
- 何よりじっとしていられない、多動(父親もそうだった)で、大学にこもっていないで、色々な医療・介護施設に実際に行って(金沢、富山、宮崎、福岡、大阪・・・)課題を解決していきたい、それを海外(上海、ソウル、北京、ニューヨーク、ボストン、フロリダ、ハワイ、リヨン、ミュンヘン、ベルリン、ギリシア・コルフ島、アントワープ、ミラノ、チェコ、他にも行ったような・・・)で発表してみたい(恩師の先生に、好き放題、自由にさせてもらった、感謝しかない)、そのために要らない物理的、精神的な荷物は、全部捨てる!
学生時代のそんな想いと行動の数々が、今の研究成果、特徴的すぎる活動、ほんの少し、地域の皆さんから声をかけてもらえる、そんな活動のおかげで、多少会議をサボっても怒られない!?そんな日々に繋がっていると思います。
これを見てくれた皆さんにも、そんな学び、研究活動があることを知ってもらって、ちょっと参加してみようかな、と思ってくれたら嬉しいです!電気電子工学科、医療・福祉、カッコいいと思いませんか、まずは、ちょっと、ご近所の介護施設から、始めてみませんか!
以上、生体情報計測研究室一同でした!!
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