菅沼 美季さん

 私は生体情報計測研究室に所属しており、簡便に計測できる医療・福祉機器の開発を行っています。システムを実現するために、センシング技術や信号を取り出すための回路設計、得られた信号を解析するプログラミングを身に付けています。

 研究したことは、学会に参加して発表を行なったり、研究以外にも模擬講義を実施し、スマートフォンから制御を行うロボットカーや、酸素飽和度を計測する実験の指導を高校生に行なったりしました。大学入学前は、人前に立つことが苦手でしたが、このような経験を積み重ねることにより、コミュニケーション能力や人に考えを伝える力が身に付きました。

 そして今では、開発したシステムを実際の医療・福祉施設に設置し、臨床試験を実施して、医療スタッフの方や患者さんに、成果をフィードバックするまでになりました。自分が開発したシステムが、患者さんや医療スタッフさんの安心に寄与できるものとなり、皆さんに大変喜んで頂けました。

 モノづくりだけではなく、コトづくりの重要性を学んだことを活かし、今後もシステムを利用する人が安心・喜べるものを開発していきたいです。

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鈴木 建匡さん(2020年3月卒業)