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研究紹介CONCEPT

概要

研究テーマ:超多チャンネル信号処理を用いた3次元音場の記述と伝送
Recording and Reproduction Method of 3-D Sound Field
              based on "Super Multi-channel Signal Processing "
 空間の標本化定理に基づけば厳密な3次元音場の再生には膨大な制御点が必要であることが知られている。
そこで本研究室では高速度1bit信号処理や高速度カメラなどのキーテクノロジーをもとに極めて制御点数を多くとる音場の制御手法を「超多チャンネル信号処理」と称して研究を進めている。


個別制御型パラメトリックスピーカ

 パラメトリックスピーカの各素子を個別制御することにより出力方向や波面を制御する研究を進めている。
パラメトリックスピーカは超音波の空気伝搬中の非線形性を利用して音源を復調する超指向性スピーカで,小型のセラミック振動子をアレイ状にした構成が広く用いられている。 そこで本研究ではこれらの各素子を制御することによって下図のように出力される音ビームの方向や波面を制御する研究を進めている。

CEO   

    576ch制御型パラメトリックスピーカ     指向性図 上:0°方向出力時 下:30°方向出力時
 本システムは特に画像処理との併用により個人別アナウンスシステムや電気自動車における周囲に騒音をあたえない注意喚起システムなど応用が期待できる。また,パラメトリックスピーカ出力は平らな壁に対してほぼ鏡面反射することが知られている。そこで反射壁を用いた新しい3次元音場再生システムにも現在挑戦している。









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